Network Engineer
YUKI
OGATA
ネットワークエンジニア
セキュリティ
- 緒方 湧己
- 2019年入社 / 総合情報学部卒
サイバー攻撃から
通信ネットワークを守る。
最新情報をキャッチアップし
日々進化する脅威に対抗する。
私が所属するサイバーセキュリティオペレーションセンタでは、NTT西日本の通信ネットワークをサイバー攻撃から守るためのセキュリティ業務を担っています。中でも私が担当しているのは、まずNTT西日本グループのWEBサイトに関わるインターネット公開システムの監視分析。セキュリティ装置のログを監視分析システムを用いてチェックし、必要に応じて対策を講じます。
他にも、NTT西日本グループの社内業務ネットワーク網に導入されているEDR（通信監視ツール）の二次分析や、在宅勤務者が社外から業務ネットワークにアクセスする際に用いるシステムの保守運用業務などを担当しています。
いずれもセキュリティはもとより、ネットワークやWEBなど広範な分野の深い知識が求められます。特にセキュリティについては常に最新情報をキャッチアップしなければ、日々進化する脅威に対抗できないため、NTTグループ全体で協力体制を整えたり、政府機関などの外部と密に連携したりしながら、アンテナを高く保つよう心がけています。
東京オリンピック2020の
通信ネットワークを監視。
入社2年目で、2021年に開催された東京オリンピックのセキュリティ監視分析に携わりました。NTTグループは協賛会社として通信回線を提供していたのですが、世界が注目するグローバルイベントなので、万が一トラブルが発生すると日本の通信業界への信頼度に関わるとあり、ただならぬ緊張感が漂う中での業務となりました。
まず大変だったのが準備。オリンピック期間中の監視体制を万全にするためのシフトを検討し、インシデントをいち早く発見するための監視強化の検討も行いました。加えて、新たなセキュリティ強化施策も、開会式前の運用開始に向けて早急に導入を進めました。
開催期間中は、かつてない監視体制でネットワークをチェック。NTTグループ間で脅威情報の連携を強化し、共有された脅威情報をもとに新たな検知ロジックを作成するといった対応も行いました。実際、膨大な数の攻撃を受けていたのですが、関係者の密な連携と迅速な対応によって、脅威に発展することもなく無事に閉会式を迎えることができました。こうしたネットワークのセキュリティは大事がなくてあたりまえで、この時も特に大きく報じられることはありませんでしたが、私にとっては今後のスキルアップにつながる、実に貴重な経験となりました。
普段の業務や研修を通して
最先端の技術にふれられる。
私は学生時代、ハードウェアのセキュリティ研究室に籍を置いていました。入社前からセキュリティに興味があったため、それを仕事にできていること自体がまずやりがいと言えます。そして、普段の業務や研修、あるいは東京オリンピック2020のような経験を通して、自身の技術力が向上することもやりがいになっています。
NTTフィールドテクノは学び環境が充実しており、セキュリティ関連の社内研修や、外部の協力会社による説明会などもたくさんあります。研修については積極的に参加を推奨される雰囲気があり、私自身も「この研修にぜひ参加したい」と自ら手を挙げて、東京開催の研修に行かせてもらったことがありました。
セキュリティ部門は新しい組織ということもあり、比較的若いメンバが多く在籍しています。若いとは言え実力派ぞろいで、中にはNTTグループのセキュリティを統括する組織でOJTを受けた経験を持つ人もいます。こうしたメンバに刺激を受けながら、ネットワークセキュリティエンジニアとしてスキルアップできる日々に、充実感を感じています。
入社動機
学生時代、情報系の学部に在籍していたことから、IT系の中でも特にセキュリティ関係の仕事ができる企業を探して、合同説明会に参加していました。その中で出会った企業の一つがNTTフィールドテクノでした。最終的に当社を志望したのは、福利厚生がしっかりしていることに加え、NTT西日本グループという規模の大きな組織でより多くの経験ができると考えたからです。
目標・夢
私の夢は、自身とNTT西日本グループのセキュリティ能力を、国内や世界のレベルでも評価されるようにすることです。そのために、まずはセキュリティ関係の資格取得に向けた勉強に励んでいます。また、NTTフィールドテクノにはNTTグループ会社へのOJTの機会が用意されているため、機会があればチャレンジしてみたいと考えています。
オフタイム
インドア派なので、休日は主にオンラインゲームをするほか、最近はパソコンで音楽を作るDTM（Desk Top Music）にハマっています。たまに、会社の同僚と「CTF」という、セキュリティ力を競うコンテストに挑戦することもあります。また、最近は時節柄行けていませんが、まとまった休暇を取得して旅行にも出かけています。