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高専卒社員SPECIAL TALK

NTTフィールドテクノで
活躍する高専卒の若手社員が、
現場で仕事をしながら
感じていることなどを
語り合いました。

宇川 竜矢

RYUYA UGAWA

フィールドエンジニア
オンサイト分野 / 宅内

情報工学科卒
2020年入社

古家 泉

IZUMI FURUIE

フィールドエンジニア
アクセス分野

建築・都市システム工学専攻卒
2018年入社

向田 颯真

SOMA MUKAIDA

ネットワークエンジニア
ネットワーク分野 / 設計・構築

情報工学科卒
2020年入社

入山 桃子

MOMOKO IRIYAMA

ネットワークエンジニア
ネットワーク分野 / 設計・構築

制御情報工学科卒
2020年入社

入社動機

なぜNTTフィールドテクノに
入社を決めたのか?

向田

高専のネットワーク系の授業で、学校の中に実際に簡単なネットワークを構築する授業があったのですが、その時、「おもしろいな!」と思ったのが最初のきっかけでした。5人くらいの仲間といろいろ意見を出し合いながら作る工程も、人と話すのが好きな自分に向いているように感じました。

宇川

当社でも実際、そうやってチームで作っているしね。

向田

そうなんです。NTTフィールドテクノの説明会で、「当社はコミュニケーションを大切にしながら業務を行っています」という話を聞いて、自分の良さが活かせると思いました。あと、社員の人がとても楽しそうに話をしていたので、自分でもやっていけそうだと安心し、志望しました。

入山

私は高専時代にシステム開発を学ぶ中で、多くのシステムが、通信があって初めて成立するということに気づいたことで、通信の重要性を実感し、この業界に興味を持ちました。地元である西日本の通信を支えることで地元や社会に貢献したいと思ったんです。

古家

地元はどこ?

入山

三重県です。私が住んでいた地域には、まだフレッツ光が開通していないところもあり、「早く光通信が使いたい」と思っている人に対して、自分が少しでも力になれたらいいなと思い、当社を志望しました。

宇川

社会貢献度の高さに惹かれたという意味では私も一緒です。高専時代にNTT西日本グループのインターンシップに参加したのですが、そこで、東日本大震災など災害対応のお話を聞いて感銘を受け、自分もそうした最前線で通信の復旧に携われるようになりたいと思って志望しました。

向田

災害復旧はやりがいを感じますよね。

宇川

その通り。被災した人々が本当に困っている中で、通信を復旧させるために、たくさんの人が全力で頑張っている姿を見て、自分もこういうことができるエンジニアになりたいと思いました。

古家

私は高専で土木を専攻していた関係で、自然とインフラに興味を持つようになったのですが、業界や企業について調べる中で出会ったのが、NTTフィールドテクノの宅内業務でした。お客さまと直接話をしながら故障修理する仕事だと知り、人と話すのがすごく好きで傾聴力にも自信があった自分に向いていると感じました。

入山

女性で現場に出ることに不安はなかったですか?

古家

私は部活動でバレーボールをしてきたので、デスクワークよりも現場で体を動かす仕事の方が合っているかなと。また、NTTフィールドテクノに入社した部活の先輩から「女性でもみんな現場で活躍している」という話を聞いて、私でも大丈夫だと思いました。

仕事内容

現在の担当業務と、
高専時代の学びが活きているか?

宇川

宅内の故障修理を担当しています。回線が故障したとか、インターネットがつながらなくなったといったお客さまのところへ出向いて、状況に応じてモデムなどの端末を交換したり、電柱に昇ってケーブルを修理したり、電柱から家へとつながっている引込線を張り替えたり。保守業務で唯一お客さまと対面する業務で、大変な作業も多いですが、お客さまから直接感謝のお言葉をいただけるので、とてもやりがいを感じています。

古家

宇川さんが一番、お客さまに近いところだとすると、私はその次。「NTTビル」から「お客さまの家の手前」までの「アクセス区間」で用いられている、ケーブルや吊り線の工事を担当しています。お客さまの需要に対応するための新設工事や、古い設備を新しいものに取り替える更改工事など。配属1年目は現場作業を覚えるだけでしたが、2年目からは、工事の設計、施工、竣工までの業務をすべて一貫して行うようになりました。

向田

お客さま側からたどっていくと、私の担当業務がその次です。古家さんが担当されているアクセス区間とNTTビルのちょうど境目で両者をつなぐ、ネットワーク構築・設計業務を担当しています。その中でも私が担当しているのは、お客さまの固定電話とNTTの装置をつなぐ分野。図面を作成する「設計」業務から、どこに何を配置するかという工程を積み上げる「積算」業務、それをもとに費用を出す「算定」業務まで携わっています。

入山

最後は私ですね。私が携わっているのはNTTビル内の装置です。NTTビルには、最終的にお客さまへとつながっている光ケーブルの元になる通信装置がたくさん設置されているのですが、そうした装置の構築や切り替えなどの工事を実施するにあたり、設計・図面作成・物品購入といった「実施設計」と呼ばれる業務を担当しています。また、先ほど向田さんの話にあった積算業務や算定業務も行っています。

宇川

お客さま側からNTTビル側へという流れで、それぞれの担当業務を見てきましたが、皆さん、高専時代に学んだことは業務の中で活きていますか? 私の場合は、学びと実務が直結していることはないものの、技術や知識を習得する上で、高専時代に培ったベースの知識は役立っていると感じます。たとえば、コマンドルータなどのコンフィグの知識は、特にスムーズに覚えることができましたね。

古家

高専の専攻は土木で通信系をまったくやっていなかったので、知識的な面ではほとんど活かせていませんが、電柱の強度計算の際に地盤支持力や土質などが関係してくるので、そこでは高専の知識が活かせています。また、資格取得試験では物理の問題がよく出題されるので、そこでも高専時代に学んだことが活かせていると思います。

入山

高専時代は電気回路や制御工学を勉強していたので、通信装置についてはすべて一から勉強しましたが、仕事の中で消費電流を計算したり、消費電流に応じた電力線を選定したりといった業務については、高専時代の知識が活かせていると思います。あとは、算定業務で協力会社さまにいろいろ説明をする機会があるのですが、高専時代にプレゼンをする機会がたくさんあったので、それを活かして自信を持って業務を行えています。

向田

私の場合も、高専時代の学びが直接役立っていることはあまりありませんが、業務でマクロを用いる際、高専時代にマクロでプログラムを書くなどの授業があったので、助かっていると思います。あとは、現在の業務はチームで行う場合が多いのですが、高専ではグループワークが多かったため、意見をどうまとめていけばよいか、後輩をどう指導すればよいか、といったことを考える際に役立っていると感じます。

宇川

なるほど。私が担当している宅内業務は、どちらかといえば個人プレー。でもその分、自分の技術力や応用力が常に試される場なので、スキルアップが目に見えてわかり、そこはやりがいを感じています。修理を速く終わらせることができれば、お客さまも通信サービスを早く使うことができるので、感謝もされるし。

向田

スキルアップについて言えば、私が担当している固定電話はデジタルとは違って、いわゆるアナログ的な技術を用いる、かなり特殊な分野なんです。当社でも固定電話の実施設計をしている人は少なく、難しい内容なのですが、ベテランの先輩に聞きながら、大規模な工事を担当して納期内でやり遂げた時は、やりがいを感じます。

入山

達成感ありそうですね。私はいろいろな地域の設計を担当しますが、いつも、その地域にいらっしゃるお客さまのことを考えながら設計できることが、やりがいになっています。最近では、自分の地元エリアの設計をすることもあって、自分の設計で地元の人の生活が少しでも豊かになっているんだなと実感でき、うれしかったです。

古家

それはうれしいね。私もそれに似たところがあって、今後の光回線の需要に耐えるために光ケーブルの増強を図る工事を行う場合があるのですが、それをすることで今後もっと光回線を使えるお客さまが増えると思うと、うれしい気持ちになります。あとは今、新人のOJTインストラクタを務めていて、指導する中で新人の皆さんがイキイキと業務を覚えていく姿を見ていると、やりがいを感じます。

今後のキャリアイメージ

これからどのように
ステップアップしていきたいか?

入山

向こう1、2年は今の業務を続けて伝送装置の知識をできるだけ身につけ、その知識を活かして保守運用の業務に就きたいと考えています。そして、そこでも新しく知識を吸収し、最終的には「伝送装置のプロフェッショナル」として計画や構築を引っ張っていけるような存在になるのが目標です。計画や構築といった上流工程のプロになるには、後工程である設計や保守運用までしっかり考えることが大切だと思っているので、それぞれの業務を経験して着実にステップアップしていきたいです。

向田

私も入山さんの考え方と同じで、今の業務である実施設計の下流工程にあたる監視・保守部門をまずは経験し、全体の流れを知った上で最上流工程である計画部門で活躍したいと思っています。また最近では、高専に説明会担当として出向くなど、採用活動のお手伝いもしているのですが、学生の皆さんと接する楽しさを実感しているので、今後も採用活動や人材育成に携わっていきたいという気持ちがあります。

古家

私も育成には興味があります。今後は、若手社員の育成、研修のインストラクタ、協力会社さまの指導やマネジメントといった業務を経験したいと思っています。現場で培ったスキルや設計業務で学んだ知識を活かして、育成やマネジメントの面で現場を支えていきたいです。

宇川

私は少し違って、宅内業務を現場でサポートするアプリケーションがあり、実際、私自身も現場で使っているのですが、どんどん改良はされているものの、「もっとこうしたらいいのに」と思えるところがまだたくさんあるので、そのアプリケーションを開発したり、改良したりするような仕事ができればいいなと思っています。現場が好きなので、まだまだやりたい気持ちはありますが、現場の人たちが効率よく、気持ちよく働ける環境を作る側にまわってみたいです。

職場の雰囲気

それぞれの職場の雰囲気と
高専の先輩たちは?

宇川

宅内業務は基本的に一人で現場へ行く仕事ですが、ケーブルの張替工事は大変なので2、3人応援を呼んで作業する場合もあります。助け合いで成り立っている職場なので、みんな仲が良く、職場の雰囲気としては良いと思います。

古家

私は職場に同期が10人くらいいます。若手でチームを組んで現場に行くので、若手の数は多いし、高専卒社員も半分ほどいて和気あいあいとした雰囲気です。高専卒同士は、過ごしてきた環境が近いので価値観も合うし、先輩や後輩とも歳が近いので、休日も一緒に遊びに行ったりすることが多いので楽しいです。

宇川

それはいいね。うちの事務所は高専卒社員が少なくて、歳が近い社員もちらほらという感じで、ベテランの方が多いです。

向田

私の部署は30代、40代がいなくて、若手とベテランさんで構成されています。みなさんやさしくて、協力会社さまから「これ、まちがっているよ」と指摘していただいたり、たまたま近くにいた別のチームの先輩が「こうすればいいよ」とアドバイスしてくださったりと、見守られている感じです。高専卒社員では、一年上の先輩が同じ学校出身で、在学中は話したことがなかったのですが、今は仲良くさせてもらっていて、住んでいるマンションも一緒なので休日に遊んだりしています。

入山

私も向田くんと同じような感じで、一緒のフロアで働いているのですが、若手とベテランさんが半々くらい。みなさんおしゃべりな人が多くて、結構にぎやかな環境の中で仕事をしています。高専卒の人は、私の一年上の先輩がチューターとしていらっしゃるのですが、同じ学校・学科の出身で、内定前からいろいろ相談に乗ってもらっている方なので、心強かったです。あとは向田くんが話していたように、ベテランさんがすごくやさしくて頼りになる方ばかりで、わからないことを聞きに行くと、資料を示しながら十分過ぎるくらい教えてくださるので、ありがたい限りです。

古家

ベテランさんはやさしいですよね。

入山

「ベテラン」と聞くと「寡黙で強面で厳しい」というイメージがありましたが、ちゃんと教えてくださるし、私の部署はベテランさんが引退される時期が来ていて、その知識を若手に継承していくというタイミングなので、「若手を育てよう」という意識が職場全体にあり、とても働きやすい環境だと思います。

宇川

宅内業務でも、お客さまを相手にする技術職だからか、ベテランさんにはとてもフレンドリーな方が多いですね。たまたま同じ学校の出身だったら、そこで話が盛り上がったりすることもあります。ところで、最初に配属された当初はどんな感じだった?

古家

最初は私も宇川くんと同じ宅内業務を担当していて、導入研修・集合研修で基本的なスキルを身につけた後、現場に配属され、最初は先輩に同行するかたちで現場に行っていました。先輩の作業を見よう見まねでやりながら覚えていき、一通りできそうになった時点で一人で行くようになりました。不安な気持ちもあったけれど、自分で対応できない場合は先輩が駆けつけてくれるといったサポートがあったので、のびのび仕事ができていたと思います。

宇川

確かに先輩のサポートは心強いですね。私は最初から「一日も早く現場に出たい」という気持ちがあり、研修も十分受けたという確信のようなものがあったので、先輩の手を離れて独り立ちした時にはそれほど不安はなく、「よーし、やるぞ」というやる気の方が強かったです。

向田

私たちの代は、コロナ禍だったのでオンライン研修でした。その後、営業先や故障修理の先に同行するような現場研修を行った後、配属になりました。ちゃんとやっていけるか不安でしたが、一から業務を教えていただき、すぐに不安もなくなりました。

入山

私も同じくオンライン研修だったので、配属になった時、対面で会うのが初めての人ばかりで緊張しました。同じ部署の同期が高専の専攻科卒と大学院卒の方で、私とは5歳も違うという環境だったので、大丈夫かなと思いましたが、向田くんと同じく仕事は一からちゃんと教えてもらい、成果品を出す時もチューターの人にチェックをしてもらえたので、不安な要素はありませんでした。

後輩へのメッセージ

後輩の高専生たちへの
メッセージ

入山

高専卒でも同じスタートラインで仕事をすることができ、福利厚生・休暇も充実しているのでとても働きやすいです。NTTフィールドテクノなら、高専で学んだ知識を活かして、私たちの生活に欠かせない基幹ネットワークの技術を学び、支えることができます!

向田

NTTフィールドテクノは入社時より研修制度が充実していて、パソコンやネットワークに詳しくない人でも安心して働けるようになっています。また、高専卒の同期や先輩も多く、きっと高専卒ならではの話で仲良くなれると思います。

古家

入社後の研修が充実しているため、所属学科が通信と関係なくても十分スキルを身につけることができます。また、若手のうちは現場作業が主となりますが、お客さまと接したり実際の設備に触れたりすることで、その後の業務への理解が深まり視野を広げることができると思います。細かい作業や現場でのお客さま対応など、女性社員が活躍できる場面も多いので、ぜひ一緒に働きましょう!

宇川

NTTフィールドテクノの魅力は、あらゆる分野の研修が手厚く、さまざまな分野を経験した上で、自分のありたい姿を目指す機会が与えられていることだと思います。通信と関係のない学科の方や、やりたいことがまだ定まっていない方でも、安心してチャレンジしてください。