社員インタビュー

IOWN構想を推進し、
医療を仕組みから
変えてゆく。

開発系
開発エンジニア J.TAKAGI

技術革新部 IOWN推進室
2017年入社 システム情報学研究科修了

PROFILE

入社後、名古屋支店でのSE業務からキャリアをスタート。入社2年目で異動となり、クラウドソリューション部(当時)でバックSEとして、企業のお客さまの多様なシステムのセキュリティに携わった。2020年からは技術革新部に所属し、現在はIOWN構想の推進役として未来のICTサービスに向けた技術開発に取り組んでいる。

※掲載内容は取材当時のものです
(志望した理由)

通信インフラの発展に貢献し、
地域社会をよりよくしたい。

私学生時代に情報系の分野を研究していたことから、就職活動はIT業界を中心に進めました。その過程で、NTT西日本が「通信×○○」というアプローチで地域社会にさまざまなサービスを提供している点に大きな興味を持ちました。

実は私の出身地が集中豪雨で通信インフラの被害に見舞われたことから通信の重要性に気づき、その発展に貢献したいと強く感じていたのです。大学OBの先輩社員からよりリアルな取り組みや、今後どのようなサービスを実現できる可能性があるかなどの話を聞くうちに、私もそのような幅広いフィールドでチャレンジしてみたいと思い、入社を決めました。

(仕事内容)

IOWNの実現に向けた
社内外のパートナーとの共創を推進。

NTTでは、光技術を活用した次世代コミュニケーション基盤 IOWN (Innovative Optical and Wireless Network)について、2030年までの実現をめざして研究開発を行っています。私が所属するIOWN推進室では、NTT研究所をはじめとしたグループがもつ新技術と、社内外のパートナー企業がもつ価値やアイデアをつなぎ合わせ、IOWNの実現に向けた共創の推進をミッションとしています。

私はここで、IOWNのユースケースの探索、先端技術のリサーチとビジネス化のための実証推進に取り組んでいます。メインで取り組んでいるのが、ヘルス・メディカル分野。今は医療系パートナー企業との共同実験のプロジェクトリーダーを務めています。AI、IoT及びNTT西日本のネットワークを活用して高精度な遠隔医療実現をめざす同実験では、技術面からビジネス性までを一から考え、成果を追求していくのが難しい点。またプロジェクトの進行役として、目前の課題だけでなくその次のプロセスで起きそうな課題も予測・検討し、早い段階で次の一手を講じることも意識しています。

(忘れられないエピソード)

自由闊達で、
働く環境が整っていること。

イメージ的に堅そうな会社と見られがちなNTT西日本ですが、決してそんなことはありません。役職にかかわらず社員ひとり一人が自由に発言できますし、仕事に存分にチャレンジできる風土があります。若手社員もボトムアップで自分がやりたい施策を立ち上げられるため、全社的に新しいアイデアやビジネスの種になる研究成果が生まれやすいように思います。

また私の経験上、新しい研究に臨む際は常に周囲のメンバーが積極的にサポートしてくれるので不安はありません。加えて魅力に思うのが、働く環境が非常に整っている点。フレックスタイムやリモートワーク制度、有給休暇を積極的に活用できる上、職場にはそれらを推奨する雰囲気があります。ちなみに、私と同じ担当メンバーの中にはリモートワークを使って四国にある自宅から業務を行っている人もいます。

(今後の目標)

世の中の医療の仕組みを
大きく変えたい。

IOWNに関わる今の仕事を通じて、私は世の中の医療の仕組みを大きく変えることを目標にしています。具体的には、医師の偏在や病床数が不足する在宅ケアへの対応に課題を抱えた地域において、自宅などの住み慣れた場所で都心部や院内で提供される水準と同などの医療サービスが受けられる状態など。IOWNでそうした社会を実現していくには、次の二つの課題を解決する必要があると考えています。
(1)遠隔からでも患者の容体を正確に認識するためのセンシング及び遠隔の物体へ作用するための制御技術
(2)心拍、脈拍などのバイタルデータから異常とされる条件を自動で判別するAI技術

私はこれらの達成に全力を注ぎ、どこに住んでいる人でも住み慣れた場所で最適な医療サービスが受けられる社会を実現したいと思っています。

Q

“驚かせ、未来。 どんな未来?

A 自分の分身となるAIとともに、
今よりもっと生活の質を向上できる未来。

自分の分身となるAIが、デジタル空間で活動し、そこで得た知識や経験をリアルタイムに自分自身にフィードバックする世界。日常のタスクはもちろん、学習、健康管理などの分野でも、個々の状況に応じてフィードバックをもらえることで、生活の質を向上させることができると考えています。

1日のスケジュール

8:30
始業

リモートワーク・フレックス制度を活用し、始業時間より30分前倒しで勤務開始。メール確認、タスク及びスケジュールを確認。

9:30
チームミーティング

リモートワークのメンバーも多いため、Web会議ツールを活用して各プロジェクトの進捗状況などを共有。

10:00
打ち合わせ

パートナー企業との打ち合わせ。プロジェクトにおける課題について議論。今後の方向性やスケジュールについて確認。

12:00
昼食

自宅で簡単に調理をして昼食。

13:00
打ち合わせ

遠隔医療分野のビジネス化検討のため、社内関連部と打ち合わせ。

14:00
レポート作成

先端技術のリサーチ及びリサーチレポートの作成。

16:00
ユースケースの検討

未来社会の実現例、ユースケースなどを検討。

16:30
終業

最近はAI関連の資格取得に向け勉強をすることも。

休日の過ごし方

大学時代から続けているフットサルを、会社の同期や学生時代の仲間と楽しんでいます。チームはまずまずの実力で、地域の大会に出て入賞したこともあります。

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