社外での学びが
サステナビリティへの
意識を加速させる。

財務法務部 資金部門
2011年入社 外国語学部卒
入社後、福井支店で代理店営業を担当。3年目に希望していた財務部(当時)へ異動となり、会計や経営管理など多様な業務を経験した後、大手コンサルティングファームに2年間出向した。2021年に帰任、現在は財務法務部に所属し、財務のスペシャリストとして活躍している。
※掲載内容は取材当時のものです5〜10年後に会社の中核として
働く姿をイメージできた。
就職活動は、「代わりが利かない会社であること」「チャレンジングで創造的な社風であること」「自社に研究開発拠点を持っていること」を軸に置いて進めました。当時、中長期的な自身のキャリア形成を考えた際、この三つを満たす企業であれば、業務内容やポストに関わらず高いモチベーションを保てると考えたからです。NTT西日本への入社の決め手は、これら3軸に最も合致したことに加えて、説明会などで出会った多くの先輩社員から具体的なキャリアステップの話を聞き、5年後や10年後に会社の中核として働く自分の姿を明確にイメージできたことです。
幅広い業務や領域に携わるチャンスがあり、多角的なキャリアを積める点も大いに魅力を感じました。

財務スペシャリストの
人材を増やしていく。
次世代の財務法務部が担うべき機能や役割を描き、その実現に向けたNTT西日本グループにおける財務人材のマネジメント体系(人材確保、育成、配置など)を策定しています。昨今、急速なテクノロジーの進化やビジネス環境の変化が続く中、持続的かつ安定した会社経営や事業運営をめざす上で、財務に求められる役割やスキルが大きく変革しています。
NTT西日本グループにおいても、キャッシュフローやROIC(投下資本利益率)を重視した経営への転換、M&Aなどの資本戦略の実施など、経営戦略上の財務の重要性がこれまで以上に高まっています。そうした状況下で私のミッションは、経営層や各事業部門のパートナーとしてビジネスの意思決定やアクションにつながる示唆を提供できる財務人材を増やすべく、人材マネジメント体系の設計・整理を行うことです。
私がこれまで経験してきた営業や会計、経営管理を中心とした実務経験と、コンサルティングファームへの出向で強化した構想力や論理的思考力をフル活用し、次世代のNTT西日本グループを支える財務スペシャリストの確保から配属、育成といった人材サイクルの確立に力を注いでいます。

常にベスト思考で
「あるべき姿」を考え抜く姿勢。
社内の人材育成施策の一環で、あるグローバルコンサルティングファームに出向し、コンサルタントとして2年間働きました。大手グローバルメーカーにおける財務部門の構造改革支援や、大手IT企業における収支管理業務のプロセス変革支援など、NTTグループ内では経験することが難しい業務や立場で働くことができました。
コンサルタントは、クライアントにバリューを提供するため、現実解や落とし所を探るのではなく、常にベスト思考で「あるべき姿」を考え抜き、その達成に向けた戦略を描くことが求められます。「価値を出さない人材は必要ない」「プロとして自分の成長に責任をもつこと」といった文化が浸透する職場で働いた経験は、非常に刺激的で学びの多い濃密な時間でした。また、そういった中でも私がNTT西日本のキャリアで培った財務などの知識・経験が社外でも通用し、評価された点は自信につながりました。
この出向を通じて得た、思考のプロセスや深さ、課題への向き合い方といった仕事に対するマインドセットの変化は、現在担当するプロジェクトの推進に活きていると実感しています。

社会的な価値を
創出し続けることができる
体制をつくりたい。
コンサルタントとしてベンチマーク調査をした際、今、多くの先進企業が「サステナビリティ(持続可能性)」を経営方針のひとつに掲げていることを実感しました。NTT西日本グループが地域社会に貢献し続けるためには、ESG経営を今以上に強化することが重要であり、その実現の鍵は営利活動と社会的価値を同時にめざす社内体制への変革です。私はそのノウハウや戦略、アプローチを深く学びたいと考え、社内の海外留学派遣制度に応募しました。幸い、社内選考を通過し海外派遣候補生として内定を取得、今年の夏から留学します。
ビジネススクールでは、経営や財務の領域に加えてサステナビリティに関する経営手法を学ぶ予定です。帰国後は、NTT西日本グループのSX(ソーシャルトランスフォーメーション)のリード、具体的には社会課題や環境問題に対する会社の貢献度合いなどを定量化し、投資判断などの意思決定に活用したいと考えています。そして財務や経営管理の視点から、より多くの社会的な価値を創出し続けることができる体制の構築・実行管理に貢献していきたいです。
“驚かせ、未来。” どんな未来?

企業は、一部の人が考え計画した会社の未来に向けて社員が行動するのでなく、働く社員誰もが会社の未来を考え、行動できる組織に進化していくと考えています。私のような財務部門で働く人は、数字を管理するのではなく、経営の意思決定プロセスそのものをデザインし、ナビゲートするという役割へと変わっていくのかもしれません。
1日のスケジュール
- 9:00
- 始業
リモートワークが基本のため自宅で勤務開始。メールの確認、To Doの整理。
- 10:00
- デスクトップリサーチ
プロジェクトに関するコンサルティングのリリースや他企業の動向をデスクトップリサーチ。
- 11:00
- 上司との1on1ミーティング
Web会議ツールを活用し、各タスクの進捗状況を共有。
- 12:00
- 昼食
家族と自宅で昼食。
- 13:00
- 他部門との打ち合わせ
先行的に実施するスモールスタートの協力を依頼。
- 14:00
- コンサルティング会社との打ち合わせ
外部の知見も取り入れながらプロジェクトを推進。
- 15:30
- 資料作成
財務系人材マネジメント体系の資料をアップデート。上長にメールで資料のレビューを依頼。
- 17:30
- 終業
PCの電源を落として勤務終了。保育園から帰ってきた元気いっぱいの子どもたちが待つ食卓へ。
休日の過ごし方

2022年夏から海外のビジネススクールに留学予定のため、今は受験生という立場。休日の大半は試験勉強やエッセイなどの出願書類の作成に時間を割いています。一方で、その合間を縫い、妻や子どもたちと過ごす時間も大切にしています。