留学で得た
知識と経験を糧に
「攻めの法務」を実現。

財務法務部 法務部門
2012年入社 法学部卒
入社後2年間中小企業向けオフィス営業を担当し、自社サービスの強みやビジネス観を養う。3年目から希望していた法務部門(本社・持株会社)に配属となり、社内制度を利用した海外ロースクール留学も経験し、ニューヨーク州弁護士資格を取得。法務スペシャリストとしてのキャリアを積み重ねている。
※掲載内容は取材当時のものです学生時代に学んだ法律知識を
生かした事業戦略をしたい。
就職活動開始時点では、特定の業種・業界に絞らず、金融やメーカー、インフラ、通信のほか多分野の企業説明会に参加しました。多くの先輩社員にお会いして話を聞く中で興味が膨らんだのが、社会で「縁の下の力持ち」の役割を担う会社でした。NTT西日本はそんな会社のひとつであり、幅広い業務でさまざまなキャリアを積んでいけることを知って、とても魅力を感じました。
組織全体を俯瞰できるコーポレート部門の仕事をしたいと思い始めていたことから、NTT西日本なら、学生時代に学んだ法律知識を生かした事業戦略の法務面でのサポートや利益拡大に貢献できる仕事があると考え、入社を決めました。

企業法務と新規ビジネスの
立ち上げ事業のダブルワーク。
会社の事業運営に関する法律的な対応全般を行う、いわゆる企業法務が法務部門の仕事です。同部門の主な業務内容は(1)法律相談対応(民法や会社法などの事業活動に関連する法律の相談対応)、(2)契約審査業務、(3)損害賠償対応(事業活動で発生した訴訟・交渉などにおいて自社に有利な解決を図る対応)の三つで、私は(2)(3)をメインに業務を実施。その時々の自己担当案件の進捗管理だけでなく、部門全体のスケジュールや業務量を日々意識しながら仕事に臨んでいます。加えてどの業務も高度な法的専門性が必要になるため、法改正などによる法律知識の自分自身のアップデートを常に欠かさないよう心がけています。
また、ビジネスの実務にも触れたいという思いから、社内ダブルワークの制度を活用し、週1日稼働で新規ビジネスの立ち上げ事業にも参画しています。

国際的な法律知識の重要性を感じ、
海外の弁護士試験に合格。
海外の弁護士試験に合格。
入社8年目の2019年から1年間強、アメリカのLL.M(法科大学院)に留学しました。きっかけは、その直前の配属となる2017年からNTT(持株会社)へ異動した際に、法務担当の海外チームに在籍し、国際的な法律知識の重要性を感じたことです。国際法務の知識を基礎から学びたいという思いと、企業法務としてキャリアアップをしたいという考えから、2017年末に社内の海外派遣留学制度に応募。無事合格し、2019年夏に渡米しました。
渡米中はコロナ禍であったため困難な勉学状況にもなりましたが、私は初志貫徹と派遣される際に関わった人たちとの縁を大切にすること、協力してくれた人々への感謝の気持ちを糧に、勉強に集中し、卒業後はニューヨーク州の弁護士試験に合格することもできました。目標達成に向かって真剣に物事に取り組めば、必ず確かな結果が出せることを強く感じた経験でした。

会社に貢献できる
プロフェッショナル人材に成長したい。
NTT西日本は社会的に影響力のある会社のため、先駆的なビジネス活動のみならずコンプライアンスの面でも大きな注目を集めており、組織内における法務部門の存在感と重要度も増しています。
企業法務の仕事には、紛争が起きないよう予防し損害賠償などに的確に対応する「守り」の側面と、法的にどこまでビジネスを拡大できるかを検討して事業戦略に反映する「攻め」の側面があるのですが、私は今後、攻めの法務を最大限に生かして会社の利益拡大に貢献できるプロフェッショナル人材に成長したいと考えています。その実現に向け、NTT西日本のビジネスの方向性や通信業界全体の展望を踏まえ、企業法務部員として最大限自身の価値を発揮できるように、国内・海外を問わず法務業務の専門性を一層高めていくつもりです。
“驚かせ、未来。” どんな未来?

小さいころ、私は夜空を見上げて星座を探すのが大好きな少年でした。今でも夜に近所の河川敷を散歩しながら星空を見る時間が自分の大切な時間になっています。AIや技術、そして望遠鏡の発展によって、空を見上げる少年と天文学者が協力して新しい惑星や銀河を発見できるような未来があったら楽しいなと思っています。
1日のスケジュール
- 8:00
- 始業
リモートワーク開始。前日までの振り返りや今日の業務におけるTo Doを確認。
- 9:00
- ミーティング
定例ミーティングに参加。自分の担当案件で検討が必要な事案などについて議論。
- 10:00
- 案件相談対応
支店の法務とも連携が必要なため、連携して相談主管部と対応。
- 12:00
- 昼食
裁判所への移動を兼ねて昼食。
- 13:00
- 弁護士と議論
裁判所で訴訟を傍聴。裁判後に弁護士と今後の戦略などについて議論。
- 15:00
- 議事録作成
帰宅して業務再開。訴訟の模様や弁護士との議論について議事録を作成。
- 15:30
- 資料確認
翌日開催予定の社内ダブルワークの資料確認や、外出中に届いたメール対応などを実施。
- 16:30
- 終業
子どもを連れて近所のショッピングモールへ買い物に行くことも。
休日の過ごし方

休みの日は家族でドライブへ出かけたり、自宅で海外ドラマや映画鑑賞をしたり、アウトドアとインドア両方でごく普通に過ごしています。写真はアメリカ留学時代に現地で留学生たちとサッカーを楽しんでいる時のものです(2020年当時撮影)。