
(イノベーション)
常識も期待も超えた先に
新しいNTT西日本をつくれるか
イノベーション戦略室 担当部長 T.HANASHIRO
入社後、自治体向けのコンサルティング営業やコールセンターのマネジメント、ECビジネスの企画運営、経営企画など多様な業務を経験した後、ESG推進室長に。Well-Beingが連鎖する社会づくりにむけて挑戦を続けている。趣味はミュージカル観劇。
NTT西日本グループが環境や社会に配慮しながら持続可能な経営を実現していくために立ち上げ、活動しているのがESG推進室で、私はその初代室長です。
私は、会社の源は人だと思っています。これまでのキャリアではカネ・モノ・情報に目線が寄りがちだったのですが、この仕事を通じて、会社の価値創造の源泉は人、つまり社員であるのだと再認識しました。
人の力を最大化していくためには、社員一人ひとりが心身ともに健康で、元気で、働きがいがある状態、つまりWell-Beingであることが大切です。HappyではなくてWell-Beingであること、瞬間的に幸せなHappyではなく、永続的な幸せのWell-Beingであることと私は解釈しています。一人ひとりのWell-Beingがどんどん連鎖して広がっていけば、結果として、人の手でつくりだしている社会そのものもWell-Beingになるはずと思っています。
また、企業も人の集合体であり、一人ひとりの成長が会社の将来を左右します。人が成長するための大切な要素は「いかに自分らしく、生き生きと働くことができるか」ということ。何となく目の前の仕事をこなすのではなく、例えば3年後や5年後になりたい自分自身をイメージしてポジティブに目標に向かっていければ、それが可能だと思っています。そのために、社員一人ひとりの挑戦を後押しすること、そして安心してキャリアデザインができる組織風土を醸成していくことも私の大切なミッションです。
今の私の夢は、人と社会をWell-Beingで満たすこと。特に、未来の子どもたちが自分らしく活き活きとチャレンジすることができる社会をつくることです。
多様な個性や環境の子どもたちが、自分自身のありたい自分で自由にキャリアを描けるような、ICTを使った未来型のプラットフォームをつくりたい。そして、いつか大人になった時に携わる仕事が単なるジョブになるのではなく、その子にとっての生きがいや働きがいにつながっている世界をつくりたいと構想しています。