
- 平成8年日本電信電話株式会社入社 法人営業本部 システムサービス部 技術担当
- 平成10年第一法人営業本部 企画部 システム技術担当
- 平成11年法人営業本部 ソリューションビジネス部 ソリューション担当
- 平成14年新ビジネス推進部 事業戦略部門
- 平成15年ブロードバンド推進本部 BBアプリケーションサービス部 新ビジネスグループ
- 平成16年技術部研究開発センタ 開発推進担当主査
- 平成19年福岡支店 法人営業部 SE部門担当課長
- 平成22年サービスクリエーション部 情報機器部門 開発推進担当課長
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大規模なユーザーさま(生命保険など)を対象とした法人向けの商品の開発からキャリアがはじまりました。当時の最先端であった欧米のビジネスモデルを国際調達し、日本語化することで、ユーザーさまの課題解決策として導入するのが主なミッションでした。インターネットの最新情報やIT技術を習得するために、RFC※(Request For Comment)と呼ばれる技術文書を毎日のように読み込み、新しい動向をいち早く察知したり、実際に確認するための海外出張も多かったことが印象に残っています。特に、シリコン・バレーにはたびたび出張し、多くのベンチャー企業と提携して、自分たちが新しい時代を創りだしていると実感し、やりがいを感じていました。
※インターネットに関する技術の標準を定める団体であるIETFが正式に発行する文書。
また、欧米にあるユーザーさま(日本企業のテレビ工場)のシステム構築を担当したことも印象深い出来事でした。30名程度のスタッフとともに、イギリスに約3ヶ月にわたり滞在して取り組んだのですが、なかなか思い通りに進行せずに苦い思いを経験しました。現場に出てコミュニケーションをとろうと思うのですが、業務スタイルや考え方が日本とは全く違い、海外でのビジネスの難しさを肌で感じました。
その後、NTT分割に伴う異動(平成11年)で大阪(本社)へ赴任しました。西日本における法人向けの商品開発のための組織を作りあげることを命じられました。といっても、中心になるのは同期の若手社員3名のみ。自分たちがまるでベンチャー企業になったような気持ちで、夢中で取り組みました。私はオーバーヘッド(企画統括)の責任者として、組織の立ち上げや運用する能力、社内への調整能力が大いに鍛えられたと感じています。
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新しい組織づくりも成功させることができ、次に挑んだのはNTT西日本のフレッツユーザーである個人のお客さまの家庭にあるPCの計算能力を企業に貸し出し、その企業からの対価をお客さまに還元するという新ビジネストライアルの構築でした。ユーザーであるお客さまへの対応はもとより、監督官庁である総務省との交渉や対応、そしてモデル実現のためにアライアンスとして連携いただいた企業や団体との折衝など、自分がNTT西日本の代表として話をさせていただきました。プレッシャーや責任感はもちろん感じたのですが、同時に人と話すことで人を盛り上げて巻き込んでいける自分の能力を自覚できたのも大きな収穫でした。
こうして構築したトライアルをネットワークサービスとして展開するために、研究開発センタへ異動しました。実際にはトライアルのシステム開発は行わなかったのですが、色々なネットワークサービスの開発に携わりました。ここでは、ひかり電話の大規模故障などを経験したことで、大人数のユーザーさまを対象としたネットワーク開発と運用の難しさを知りました。また、この時期、労働組合にも分会長として参加し、組織変更に関する案件で社員代表として会社側と交渉にあたる経験をさせていただきました。このことがきっかけで、現場と経営という両輪で会社が成り立っているということを学びました。そして、これからキャリアを積み上げていくうえで、もっと現場をよく知る必要を感じ、マネージャー試験の際に現場を体験できる勤務地への異動を希望しました。
こうした希望が採り入れられた形で、九州・福岡支店にマネージャーとして赴任しました。SE部門といっても、エンジニアリングや現場工事、保守業務を兼ねている部署で、一番の若手管理者として諸先輩にうまく動いていただける環境を整備する必要がありました。そのためには、まず全員がやる気になる雰囲気を作ることだと考えて、自らが率先してお客さま対応を心がけて求心力となるべく努力を続けました。「マネージャーがそこまでやるのなら・・・」この言葉が、大きな励みになりました。また、九州エリアでの採用活動にも参加させていただき、学生からのNTTに対する思いやイメージに直接ふれることができ、現在のNTT西日本のあるべき姿、これから求められている姿を改めて確認できたのは、自分にとっても大きなプラスになりました。
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現在は、情報機器開発を司る技術企画の担当課長として、約100名の開発部隊を率いています。情報機器端末は、これまでひとつのサービスを個別に具体化するための装置でしたが、これからは各種サービスを提供する際に宅内における情報の出入り口的な役割を求められるようになってきています。つまり、NTTの今後のサービス開発においても重要なポジションを担っているともいえます。自分は、これまでサービス開発に携わっており、情報機器端末=ハード開発は初めてですが、今まで構築してきたノウハウが十分活かされる業務だと思っています。開発部隊は東京におり、当分は大阪と東京を行き来する日々が続いていますが、とても充実しており、楽しみながら業務にあたっています。
情報機器端末開発においては「サービス開発」「システム開発」「営業」「保守」の4側面から俯瞰視することが求められます。少し先のことになりますが、PSTN(公衆電話回線)からIP網へのマイグレーション(移行)に際してもこうした4側面を意識した新サービスや技術開発が必要となってきます。PSTNからIP網にマイグレーションした後も、できる限りお客さまがPSTNでご利用いただいている基本的なサービスを継続して利用可能にすることはもとより、IPベースのサービスを拡充し、利便性向上に努めることにより、IP・ブロードバンドの普及拡大を図っていくことは情報通信市場全体のパラダイムシフトであり、大きなチャンスが到来すると考えています。
NTT西日本は人材育成をしっかりしてくれる会社です。育成の結果、より広い視野を持った人が一緒になって仕事に取り組むことで、さまざまな化学反応を起こしながら前へ進んでいけるのが魅力です。言われることだけを素直にやって、会社組織にしがみつくのではなく、自分のポジションをしっかり自覚して、通信のリーディングカンパニーにふさわしい新サービスを創出していける人材が、NTT西日本には必要だと思います。
- つねにブレイクスルーを続けるNTT西日本を
実現するためにリーダーシップを発揮したい。 - けっして現状維持のNTT像に満足することなく、次々とブレイクスルーを実現できる企業体制を経営面から支えていきたいと考えています。そのためには、一社体制から脱却して、さまざまなグループ会社や各支店との連携を図っていく「オーケストラ経営」を実施していく必要があると思います。難しい課題ではありますが、自分の能力とリーダーシップを活かして、解決の一助となれるように自身のブラッシュアップを続けていきたいと思います。




