CAREER
INTERVIEW #03

暮らしを大きく変える新サービスを視野に
ネットワークの無限の可能性を追求

ネットワークエンジニア

設備本部 サービスマネジメント部
ネットワークサービス部門
2012年入社
工学研究科 電気電子工学専攻修了
※掲載内容は取材当時のものです

これまでのキャリア

2012年

設備設計

入社後、関西事業本部に配属。業務OJTを経てNTTネオメイト関西支店に出向し、フレッツ光の基本設計、投資計画業務を担当

2015年

BPR・DX推進

NTTネオメイトNW本部へ異動。業務効率化施策の企画・推進を担当

2018年

ネットワーク設計

ネットワーク部へ異動。次世代ネットワーク基盤の構築を担当

2020年

サービスマネジメント

サービスマネジメント部へ異動。次世代ネットワーク基盤の保守・運用を担当

入社1年目

設備設計

工事作業の流れの改善に向けて
業務フロー改善を積極的に提案

入社後NTTネオメイトに出向し、フレッツ光を提供するネットワーク設備の基本設計と投資計画業務に携わりました。担当になったのは、西日本で最も設備の新設や維持のための工事規模が大きな大阪エリア。自分たちで計画した数億円規模に及ぶ工事を、約半年間にわたって設計から契約、工事会社などのさまざまな協力パートナーと連携し合って進めました。この仕事をしながら気づいたのが、工事の各工程において一つの設計情報をさまざまな様式へ転記していたり、紙ベースの仕事であったり、非効率的な作業の仕方が随所に見られたことです。「こうすれば情報をもっと円滑に伝達できるのではないか」、「次の工程を考えてもう少し情報を加工して引き継いだほうがよいのではないか」など、日増しに作業全体の流れや情報のやり取りについて改善したい思いが高まり、私は行動を起こすことを決意。入社して間もない若手ながら、新しい業務フローや効率化ツールを考えて一緒に働く先輩や、社員へ積極的に提案していきました。結果、徐々にそれらを活用してもらえるようになり、作業効率も着々と向上。自分の仕事に対する最初の自信と達成感を感じました。

入社5年目

BPR・DX推進

全社に及ぶ業務効率化を担当。
人重視の緻密な活動で使命を成就

将来の労働人口減少に対する社内対応を目的とした、ネットワーク設計と工事関連業務の効率化施策の企画・推進を任されました。この仕事のポイントになったのは、慣例的に社員個々人に蓄積管理されていた業務データを共通システム上で一元管理し、共有データとして誰もがいつでも、どこにいても簡単に活用できるようにすること。私は新施策および共通システム導入の背景や意図の説明、現場の情報収集に西日本全エリアの各拠点を飛び回り、ヒアリングや議論を重ねていきました。特に、最適な仕事のやり方を一人ひとりが工夫して行ってきていたベテラン社員に対しては、会社からの一方的な方針の通達に終わらないよう、私自身の想いも込めてていねいに議論を重ねることを心がけました。そうして約2年間、一人でこの仕事に集中して臨み、施策の導入から運用、定着化までに成功。この時の経験のおかげで、人とのつながりを重視しながら仕事を進めていく現在の自分のスタイルも確立できたように思います。

入社7年目

ネットワーク設計

次世代ネットワーク構築に挑み
知識・スキルが飛躍的にアップ

本社ネットワーク部へ異動し、次世代ネットワークの基盤構築プロジェクトに参画しました。もともと社内に構想があったものが近年の5G通信の進展によってついにプロジェクトとして動き始め、今回スタートから約1年後の構築をめざすことになったのです。私の主たる役割は、これからの社会情勢の変化や通信の新しいサービス、技術動向を見据えたネットワーク構築方針の策定。ゼロベースの状況から次世代ネットワークをどんなコンセプトでどう作り上げるべきか、いかに低コストで信頼性の高いネットワークにできるかなど熱い議論を社内外のメンバーと繰り返し、北米まで海外の最新通信動向の調査に出向きながら、私は方針策定から構築まで全力を注ぎました。まさに苦労の連続といった仕事でしたが、周囲のメンバーの協力もあって無事に設定された期限までにプロジェクトを完遂。NTT西日本がこのような新しいネットワークを作るタイミングは十数年に一度程度で、そこに合わせて巨大なスケールの仕事にチャレンジできたことに非常に幸運を感じました。また短期集中で多様な経験を積み、加速的に身に付いたネットワークに関する深い知識とスキルが自分自身の大きな強みになりました。

入社9年目

サービスマネジメント

自ら関わった新ネットワークを
さらに発展させるために

入社9年目の現在、本社サービスマネジメント部に所属し、西日本エリア全域の次世代ネットワークの保守・運用戦略を担当しています。仕事の内容は、保守面ではネットワーク回線に不具合が発生した際の対応方針のプロセス改革、運用面では故障を未然に防ぐための自動オペレーションシステムの開発など。人を介さず速やかにネットワーク異常の修復手配を行う“ゼロタッチオペレーション”や、膨大なネットワークデータから故障の予兆を発見できるオペレーションシステムなどを目標に、先端技術を駆使してネットワークを高度に進化させていくことに注力しています。より安定した高品質な次世代通信を日本全国に届けるために、新しい仕組みをどんどんネットワークに取り入れていくのが今の自分の使命だと考えています。

NEXT VISION

通信キャリアだからこそできる
新しい付加価値創造をめざしていく

今日の情報通信の世界はアプリケーションやソフトウェアが主役になっており、通信キャリアは黒子のようなイメージになってしまっている気がしています。そうしたイメージを払拭するには、通信インフラを詳しく知る者だけができる新しいビジネスモデルの創出や、光ネットワークの経験・知識を活かした画期的な通信サービスの実現が欠かせないと思っています。最近5G通信サービスの提供も始まり、今後は自動運転や遠隔医療ほかこれまでになかった多彩なサービスが登場してくることでしょう。これら社会的インパクトの大きな新サービスを可能にするには、実はネットワークの大容量化・高精度化・低遅延化が必須なのです。私たちNTT西日本はさらに運用性・柔軟性の高いネットワークオペレーションを形にして、通信の新しい付加価値を提供していくことが何より大切。私はその一員として、当社のネットワークとビジネスの次なる挑戦を支えていきたいと思っています。